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2019年2月25日月曜日

ShiftN を使った建築写真の「あおり補正」

高い建物をやや見上げるような角度で撮影すると、どうしても先すぼみに写ってしまう(四角いビルが台形になる)。これを、ShiftN というソフトを使うことで、ほぼ自動で補正(あおり補正)することができる。

補正の流れ

  1. 補正する画像を読み込む。
  2. 「Automatic correction」ボタンをクリックする。
  3. 補正結果を保存する。

補正前・補正後の比較

【補正前の写真】建物全体を収めるため、ややあおり気味に撮影。なおかつ水平が傾いている。
【補正後の写真】建物の垂直線がまっすぐになっている。水平の傾きも補正されている。

ShiftNの良いところ

  • 知識がなくてもワンクリックで補正できる(手動でパラメータを調整しながらの補正もできるが、設定は難しい)。
  • 建物外観だけでなく、室内を撮影した画像でも同様に補正できる。
  • 画像の読み込み・書き出しが、クリップボード経由でもできる。
  • 補正すると画像が矩形でなくなるが、書き出しやクリップボードにコピーする際、矩形にトリミングしてくれる([options]-[Type of output]の "Trim pictures automatically" にチェックを入れる)。

補足

  • 超高層ビルを、ほぼ真下から撮影したような極端な写真は補正できない(手動補正してもかなり不自然になる)。
  • 被写体や解像度にもよるが、補正された部分は、どうしても画像が荒くなってしまう。